西暦1890年(明治二三年)

地球規模において、小氷期から温暖期へと移行を開始。これより20年ほど異常気象の兆候が発生する。
第1回帝国議会、第1回総選挙、足尾鉱毒事件。
教育勅語を発し、近代天皇制国家を支える臣民(国民)道徳の涵養に努めた。帝国議会開設当初は、超然主義を唱える藩閥政府と衆議院に依拠する政党勢力が鋭く対立衝突したが、天皇はしばしば詔勅を発し、調停者的機能を発揮した。また、藩閥政府内の元勲間にあった政策や感情の上での対立においても、天皇は宥和に努めた。

日本が初めて直面した近代戦争である日清戦争と日露戦争では、天皇は大本営で直接戦争指導に当たった。また、外交上は日英同盟を締結し、列強の一員たるべく、軍事的・経済的な国力の増強を図った。日露戦争後は、韓国併合や満州経営を進め、日本を植民帝国へと膨張させる政策を採用した。
この頃より、日本は世界から見る上での、列強国となっていく。
北里柴三郎が、世界で初めて血清療法を発見し、ジフテリア毒素と破傷風毒素に対する抗血清を開発する。


1月25日、婦人記者ネリー・ブライが単独世界一周を完遂

2月、インフルエンザが流行する。
2月1日、國民新聞創刊(徳富蘇峰)
2月11日、金鵄勲章制定
2月15日、偕行社新築落成式
2月27日、浅草区で大火(焼失1469戸)

3月4日、英国でフォース鉄道橋が開橋
3月6日、丸の内近辺の官有地が岩崎弥之助に払下
3月20日、独皇帝ヴィルヘルム2世がビスマルク宰相を解任
3月24日、東京工業学校(後の東京高等工業学校)設置(東京職工学校を改称)

4月1日、第三回内国勧業博覧会が上野公園で開催(〜7月31日)
4月2日、橿原神宮創祀
4月4日、ラフカディオ・ハーン(後の小泉八雲)来日
4月9日、琵琶湖疏水開通式
4月16日、三宅島でM6.8クラスの地震発生
4月21日、民事訴訟法公布
4月21日、呉鎮守府開庁式
4月26日、商法公布
4月26日、佐世保鎮守府開庁式

5月1日、第1回国際メーデー
5月6日、千歳座焼失
5月7日、上野パノラマ館開場
5月22日、日本パノラマ館開場
5月23日、東京音楽学校開校(旧東京音楽学校奏楽堂)

6月、コレラが流行。年末までに死者35227人。
6月10日、第1回貴族院伯子男爵議員互選選挙
6月18日、利根運河開通

7月1日、第1回衆議院議員総選挙
7月3日、米国でアイダホが43番目に州となる
7月10日、米国でワイオミングが44番目に州となる
7月10日、勝海舟、貴族院議員に当選するものの辞退。
7月27日 -フィンセント・ファン・ゴッホが猟銃自殺(死亡7月29日)

8月4日、中央気象台官制制定
8月6日、米国で電気椅子による初の死刑執行

9月15日、立憲自由党結成
9月16日、オスマン帝国軍艦が和歌山県串本沖で遭難(エルトゥールル号遭難事件)

10月7日、刑事訴訟法公布
10月20日、元老院廃止
10月30日、『教育ニ関スル勅語』(教育勅語)発布
10月30日、長瀬商店が花王石鹸を発売

11月1日、日本鉄道: 上野から秋葉原まで貨物線を延長
11月4日、アレクサンドル・ボロディン歌劇「イーゴリ公」初演(マリインスキー劇場)
11月7日、帝国ホテル開業
11月11日、凌雲閣(浅草十二階)開業
11月24日、帝国議会議事堂竣工(翌年1月全焼)
11月29日、第1回帝国議会開院式
11月29日、英国でスコットランドヤードが新庁舎(ヴィクトリア・エンバンクメント)に移転

12月16日、東京・横浜で電話交換業務開始
12月29日、米国でウンデット・ニーの虐殺