西暦1917年(大正六年)

概要

大正天皇、この頃から公務や心労が病の悪化に輪をかけ、公務を休むことが多くなる。 本多光太郎がKS磁石鋼を発明 ヴィルフレード・パレート「一般社会学概論」第1巻 萩原朔太郎『月に吠える』 志賀直哉『城の崎にて』 洞部落が移転 ソヴィエト連邦成立、崩壊


1月11日、第一次世界大戦:駐日英国大使が日本艦隊の欧州派遣を本野外相に要請
1月17日、アメリカ合衆国がデンマークからヴァージン諸島を2,500万ドルで買収
1月20日、日本興業銀行・朝鮮銀行・台湾銀行が中華民国に借款を提供(西原亀三の仲介による西原借款)
1月22日、第一次世界大戦: 米大統領ウッドロウ・ウィルソンが勝利なき平和を提唱(「勝利なき平和を」と第一次世界大戦休戦を両陣営に呼びかける)

2月1日、第一次大戦: ドイツが無制限潜水艦作戦を宣言
2月3日、米国がドイツと国交断絶
2月5日、メキシコで新憲法制定
2月7日、日本海軍が欧州派遣に向け第1・第2特務艦隊を編成
2月10日、寺内内閣が日本艦隊の欧州派遣を閣議決定
2月12日、神戸衛生実験所(後のビオフェルミン製薬)設立
2月26日、オリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンドが、ニューヨークにて、ジャズ界では初となる商業用レコードをレコーディング

3月11日、日本海軍第2特務艦隊がシンガポールを出発
3月12日(ロシア暦2月27日)- ロシア革命: 二月革命(三月革命)勃発(国会臨時委員会が政権掌握を開始)
3月12日、第一次大戦: 第十次イゾンツォの戦い(6月8日 まで) 3月15日(ロシア暦3月2日)- ロシア革命: 国会臨時委員会が臨時政府を樹立。ニコライ2世が皇帝を退位(ロマノフ朝滅亡)。
3月15日、理化学研究所創立

4月4日、日本がロシアの臨時政府を承認
4月6日、第一次大戦: 米国がドイツに対して宣戦布告
4月17日(ロシア暦4月4日)、ロシア革命: ロシアに帰国した レーニンが四月テーゼを発表(戦争を続ける臨時政府をソビエトが全権力を握るべきだと主張)
4月20日、第13回衆議院議員総選挙

5月9日、第3回極東選手権大会で東京高等師範学校のサッカー部が日本代表として中華民国チームと対戦(結果:0-5)(日本サッカー初めての国際試合)
5月17日、ジャン・コクトー「パラード」がパリで初演(音楽エリック・サティ、美術はパブロ・ピカソ)
5月17日、「思潮」創刊(阿部次郎)

6月10日、第一次大戦: オルティガーラ山の戦い(6月25日まで)
6月17日、鈴木商店(後の味の素)設立
6月21日、第39特別議会召集

7月6日、第一次大戦: ファイサル・イブン・フサインと英軍ロレンス大尉が率いる対オスマン帝国反乱軍がアカバを奪取
7月17日、ジョージ5世の命で英王室の家名がサクス・コバーグ・ゴータからウィンザーに改称(ウィンザー朝の始まり)
7月17日、ロシア革命: ロシア臨時政府首班にケレンスキーが就任

8月14日、第一次大戦: 中華民国がドイツに宣戦布告
8月19日、第一次大戦: 第十一次イゾンツォの戦い(9月12日まで)

9月10日、中華民国で孫文が広東軍政府を樹立
9月12日、日本で金・地金輸出取締令が出され、金本位制が停止
9月12日、ロシアで帝政派のコルニーロフが反乱を起こす。
9月30日、東京湾で「大正六年の大津波」と呼ばれる高潮水害が発生。大暴風雨が関東を襲い、死者行方不明1300人。東京の佃、月島、築地、品川、深川地区が浸水したほか、市川、船橋など千葉県の東京湾岸一帯に被害を及ぼす。横浜港で多数の船が転覆したほか、行徳の塩田も壊滅状態に。(関東大水害)

10月24日、第一次大戦: カポレットの戦い(11月7日まで)

11月2日、第一次大戦: イギリスがバルフォア宣言を発表(ユダヤ人国家建設を約束することに同意)
11月2日、日米間で石井・ランシング協定締結(中華民国の独立,門戸開放・機会均等の尊重を約し、満州における日本の権益を米国が承認)
11月7日(ロシア暦10月25日)- ロシア革命: ボリシェビキが武装蜂起し、ロシア十月革命(十一月革命)が起こる。ソヴィエト政権が樹立される。
11月8日(ロシア暦10月26日)- ロシア革命: ソビエト政権が平和に関する布告、土地に関する布告を発表

12月6日、フィンランドがロシアから独立を宣言
12月21日、明治乳業(当時の社名極東練乳)創立
12月25日、第40議会召集
12月25日、左右田喜一郎「経済哲学の諸問題」