西暦1937年(昭和一二年)

概要

日中戦争が起こる。(〜1945年) 世界最大落差の瀑布、エンジェルフォールが発見される。 クエン酸回路発見。


1月1日、山本有三『路傍の石』連載開始(朝日新聞)
1月6日、スペイン内戦: 米議会がスペインへの武器輸出禁止決議案を可決
1月9日、トロツキーが第二の亡命先であるメキシコに到着
1月13日、スペイン内戦: 反政府軍が領海に機雷を敷設し海上封鎖
1月16日、独政府が外国軍艦のキール運河自由航行を禁止
1月18日、独海軍練習艦エムデン号が横浜港に入港
1月19日、ハワード・ヒューズが米大陸横断飛行記録を樹立(ニューヨーク〜ロサンゼルス間7時間29分25秒)
1月21日、衆議院で浜田国松代議士と寺内陸相が割腹問答
1月23日、廣田内閣総辞職(衆議院解散を主張する寺内陸相と政党出身閣僚との閣内不統一)
1月24日、日米綿業協定調印
1月25日、宇垣一成に組閣命令(陸軍の反対により29日辞退)
1月26日、陸軍三長官会議が陸軍の入閣拒否を決議
1月29日、林銑十郎に組閣命令(陸相後任で組閣難航)
1月30日、ソ連政府、第2次モスクワ裁判においてゲオルギー・ピャタコフら反スターリン派に死刑判決。
1月31日、ケソン比大統領来日
1月31日、寺内陸相が後任に中村孝太郎を推薦
1月31日、白白教事件

2月1日、松竹発足
2月2日、林銑十郎内閣成立
2月8日、スペインのフランコ将軍、マラガを占領
2月17日、死のう団事件:日蓮宗系の殉教的宗徒集団「日蓮会」の5人が皇居・国会議事堂前などで切腹を図る。

3月7日、ソ連でニコライ・ブハーリンが逮捕される。
3月14日、ローマ教皇ピウス11世、ナチスの教会政策と人種差別を批判する回勅をドイツ司教団に送る。
3月15日、名古屋汎太平洋平和博覧会開催(5月31日まで)
3月19日、純国産航空機神風号完成
3月28日、神風号が福岡・立川間で試験飛行(2時間2分、時速460km)
3月30日、大阪帝大でサイクロトロン完成
3月30日、丸井開業
3月31日、衆議院が会期最終日にして解散(食い逃げ解散)
3月31日、アルコール専売法公布

4月1日、郵便料金値上げ(37年ぶり)
4月1日、東京・札幌間に定期航空路開設
4月5日、日本通運株式会社法公布
4月13日、ビルマ、英国の準自治州に。
4月14日、横光利一「旅愁」連載開始(東京日日新聞・大阪毎日新聞)
4月15日、ヘレン・ケラー来日
4月16日、永井荷風「濹東綺譚」連載開始(東京朝日新聞)
4月26日、スペイン内戦中、 ナチス・ドイツ空軍がゲルニカを空襲。
4月28日、第1回文化勲章授与式。長岡半太郎、本多光太郎、木村栄、佐佐木信綱、幸田露伴、岡田三郎助、藤島武二、竹内栖鳳、横山大観が受章。
4月30日、第20回衆議院議員総選挙。民政党179、政友会175、社会大衆党37、昭和会19、国民同盟11、東方会11議席。

5月1日、阪急西宮球場開場
5月1日、北海道美唄町で大火(629戸焼失)
5月4日、宮城県志津川町で大火(340戸焼失)
5月6日、ヒンデンブルク号爆発事故
5月7日、三菱地所設立
5月12日、英ジョージ6世戴冠式
5月25日、パリ万国博覧会開幕(〜11月25日)
5月28日、英ボールドウィン内閣総辞職
5月28日、英 チェンバレン内閣成立
5月31日、林内閣総辞職

6月4日、第一次近衛内閣成立
6月11日、ソ連、トゥハチェフスキー元帥がスターリンに粛清される。翌年まで赤軍大粛清。

7月1日、特急「鷗」号が東京・神戸間運転開始
7月2日、米国の著名な女性飛行家アメリア・イアハートが西太平洋を飛行中に連絡を絶った。当時この地域は日本が管轄していたので日本海軍も捜索に参加したが手かがりは掴めなかった。(アメリア・イアハート行方不明事件)
7月3日、東京浅草に国際劇場開場(松竹少女歌劇団「國際東京おどり」公演)
7月7日、北京郊外で盧溝橋事件が発生し日中戦争(日華事変)が勃発。蘆溝橋事件以降、日中間の戦争状態が続く。米英は日本の行動に反発し、日本は次第にドイツへの接近を強めていった。
7月8日、カール・オルフ作の世俗カンタータ『カルミナ・ブラーナ』がフランクフルトで初演される。
7月11日、日本政府、華北へ出兵することを発表。盧溝橋事件現地協定成立。
7月17日、蒋介石、廬山において「最後の関頭」演説。
7月19日、ミュンヘンでナチスによる『退廃芸術展』が開催される。
7月23日、第71特別議会召集 7月25日、廊坊事件。
7月28日、日本軍、華北で総攻撃を開始。
7月29日、通州事件。華北各地の日本軍留守部隊や日本人居留民が虐殺される。日本の対中感情は悪化。
7月30日、日本軍が天津を爆撃
7月31日、玉造船所設立(後の三井造船)

8月6日、豊田正子「綴方教室」発刊
8月9日、上海で大山海軍中尉と斎藤水兵が狙撃される(大山事件)
8月10日、陸軍が上海派遣軍の編成を命令
8月13日、上海で海軍陸戦隊と中国軍が交戦開始(第二次上海事変)
8月13日、上海派遣を閣議決定
8月14日、軍機保護法改正公布(施行10月10日)
8月15日、日本政府が国民政府の断固膺懲を声明し全面戦争開始
8月15日、日本海軍機が南京に対して初の渡洋爆撃
8月15日、中華民国が対日抗戦総動員令を発令
8月17日、米国政府が上海の居留民保護のため陸戦隊1200名の派遣を決定
8月20日、マーガレット・サンガー来日
8月21日、中ソ不可侵条約調印
8月21日、満洲映画協会設立
8月22日、中国西北共産軍が国民革命第八路軍に改編
8月24日、国民精神総動員実施要項決定
8月27日、ローマ法王庁がスペインのフランコ政権を承認
8月27日、トヨタ自動車工業設立
8月30日、中国軍用機が呉淞港外仮泊中の米国汽船フーバー号を日本運送船と誤認して爆撃(フーバー号事件)

9月1日、 駐米中国大使がフーバー号事件を米政府に陳謝
9月1日、日本軍が上海に入城
9月2日、日本政府が北支事変を支那事変と改称
9月3日、第72臨時議会召集
9月5日、帝国海軍は全中国沿岸の封鎖を宣言
9月6日、劇団文学座結成
9月9日、北平で拉致監禁されていた仏人宣教師が9日ぶりに救出される
9月10日、東宝映画設立
9月11日、後楽園球場開場
9月12日、上海の英仏両軍は、中国軍の租界侵入には武力で対抗する旨決定
9月13日、国民政府が日本軍の行為を国際連盟に提訴
9月17日、南京の各国大使館が自国軍艦に避難
9月21日、訓令式ローマ字発布(内閣訓令第3号)
9月22日、国民党中央通訊社が国共合作宣言書を公表
9月23日、蒋介石が中国共産党の合法的地位承認を発表(第二次国共合作の成立)
9月28日、経済団体連盟設立
9月28日、中央線で車内放送開始
9月28日、日本婦人団体連盟設立(市川房枝ら)
9月28日、国際連盟総会で日本軍による中国の都市空爆に対する非難決議を満場一致で採択
9月30日、陸軍士官学校が座間に移転

10月1日、日本通運設立
10月8日、寿屋(現・サントリー)からサントリーウィスキー12年(今のサントリー角瓶)が発売される。
10月10日、京阪神で省線電車開通
10月5日、国際連盟、諮問委員会で日本の軍事行動を九カ国条約・不戦条約違反とする決議採択(翌10月6日、総会でも決議)。
10月5日、米国のフランクリン・ルーズベルト大統領、シカゴで侵略国を批判する「隔離」演説。
10月22日、パリ万国博覧会で日本館が設計賞を受賞
10月23日、第1回関東ハンドボール選手権大会開催(初の正式試合)

11月、日独防共協定にイタリアが参加。その後、これら3国の関係は日独伊三国軍事同盟へと発展してゆく。
11月2日、ドイツを仲介とした日中間の和平交渉始まる(トラウトマン工作)。
11月3日~11月15日、ブリュッセルで九カ国条約会議開催、日本を非難する宣言採択。
11月6日、日独伊防共協定成立(イタリアが日独防共協定に加入)
11月10日、東京帝室博物館完成(1年後開館)
11月10日、仙山トンネル開通により仙山線全通
11月12日、日本軍、上海を占領。
11月14日、第1回フェンシング選手権大会開催
11月20日、第1回プロ野球オールスター戦開催(阪神甲子園球場)
11月20日、日本、大本営設置。
11月20日、国民政府、南京より重慶へ遷都。

12月11日、イタリア王国、国際連盟を脱退。 第一次世界大戦で受けた膨大な損害への反動から、英仏両国は戦争忌避と平和の継続を求め、また圧力を強めつつあった共産主義及びソビエト連邦をけん制する役割をナチス党政権下のドイツに期待し、彼らの軍備拡張政策に対し宥和政策を取っていた。 ヒトラーは、周辺各国におけるドイツ系住民の処遇問題に対して民族自決主義を主張し、ドイツ人居住地域のドイツへの併合を要求した。
12月13日、日本軍が南京城を陥落、以降、中国の首都であった南京を占領する。(南京事件、南京大虐殺論争も参照)
12月15日、観光地向け準急列車を多数廃止(新宿-沼津・阪和天王寺-白浜口・上野駅-日光間など)。
12月24日、第73議会召集。
12月29日、アイルランド自由国で新憲法施行、エールに改名。