西暦1955年(昭和三〇年)

1955年 概要

昭和天皇、国技館に天覧相撲に赴く。 皇太子時代から大変な好角家であり、皇太子時代には当時の角界に下賜金を与えて幕内優勝力士のために摂政賜杯を作らせている。天皇の即位に伴い、摂政賜杯は天皇賜杯と改名された。観戦することも多く、戦前戦後合わせて51回も国技館に天覧相撲に赴いている。特に戦後は1955年(昭和30年)以降、病臥する1987年(昭和62年)までに40回、ほとんど毎年赴いており、贔屓の力士も蔵間、富士桜、霧島など複数が伝わっている。特に富士桜の取り組みには身を乗り出して観戦したと言われ、同タイプの力士であり毎回熱戦となる麒麟児との取り組みは、しばしば天覧相撲の日に組まれた。天皇は後に、少年時代に相撲をやって手を覚えたため、観戦時も手を知っているから非常に面白いと語った。 ソビエト連邦が、シベリア/ウラル山にある軍事施設の利用について、クジラ座タウ星人と協定を結ぶ。このために、周辺の民間人の立ち入りが禁止された。 マザー・テレサ、「聖なる子供の家」を開設。 昭和の大合併が進む。 自由民主党と日本社会党の二大政党制(55年体制)がはじまる。(1993年崩壊) 高度経済成長の始期。 鳥取県の人形峠においてウラン鉱床が発見される。


出来事

1月1日、トヨタ自動車が「クラウン」を発売。
1月2日、前穂高岳にて「ナイロンザイル切断事件」発生
1月24日、衆議院解散(天の声解散)

2月8日、ソ連マレンコフ首相辞任。
2月17日、横浜市の聖母の園養老院で火災(犠牲者99名)
2月27日、第27回衆議院議員総選挙投票(1958年4月25日解散(話し合い解散))

3月2日、第三清徳丸襲撃事件
3月18日、第22特別国会召集(7月30日閉会)

4月1日、ラジオ東京テレビ(後のTBSテレビ)開局
4月16日、佐世保の炭鉱で大規模なボタ山崩落事故(犠牲者68人)
4月18日、インドネシアのバンドンでアジア・アフリカ会議開催

5月1日、大日本文具が「ぺんてるくれよん」を発売。
5月1日、オリンパスが「オリンパス35S」を発売(9月には「オリンパスワイド」も発売)。
5月5日、西ドイツが主権の完全回復を宣言
5月11日、紫雲丸事故(犠牲者168名)
5月14日、ワルシャワ条約機構結成、冷戦激化
5月14日、岩手県内で修学旅行生を乗せたバスが橋から転落し12名が死亡。(北上バス転落事故)
5月20日、東京国際空港(羽田空港)の先代のターミナルビルが開館。
5月21日、阪神内部の内紛から岸一郎監督が辞任し、藤村富美男が選手兼任で監督復帰。
5月25日、広辞苑初版発行(岩波書店)

6月3日、京都大学で同学会と大学当局が対立、瀧川幸辰総長が監禁暴行さる(第2次滝川事件)
6月18日、式場精神病院火災、千葉県市川市。死者18名。
6月30日、自治体警察全廃

7月17日、アメリカのカリフォルニア州アナハイムにディズニーランド開園
7月20日、経済審議庁を経済企画庁に改組
7月28日、三重県津市の橋北中学校の女子生徒36名が同市中河原海岸で水泳訓練中に溺死(橋北中学校水難事件)。
7月25日、日本住宅公団設立

8月1日、東京都墨田区の玩具用花火工場が爆発。死者18名(墨田区花火問屋爆発事故)。
8月2日、神奈川県横浜市にある火薬工場にて爆発事故があり死者3名(日本カーリット工場爆発事故)。
8月6日、第1回原水爆禁止世界大会開催
8月7日、初のトランジスタラジオ発売(東京通信工業)
8月8日、長崎平和祈念像除幕式
8月24日、森永ヒ素ミルク中毒事件が発覚

9月10日、連越、越南祖国戦線に改組
9月10日、日本が関税および貿易に関する一般協定 (GATT) に正式加盟

10月1日、新潟大火
10月1日、花王石鹸が「フェザーシャンプー」を発売。
10月13日、日本社会党が左派と右派の分裂状態を4年ぶりに解消(社会党再統一)
10月24日、日本シリーズは巨人が南海に4勝3敗で2年ぶりの日本一。

11月1日、ユナイテッド航空629便爆破事件
11月3日、諸橋轍次「大漢和辞典」発刊(大修館書店)
11月3日、船橋ヘルスセンター開業
11月11日、世界平和アピール七人委員会結成(下中弥三郎ら)
11月15日、社会党の再統一に刺激され、二大保守政党の自由党と日本民主党が合併し、自由民主党が誕生する(保守合同)。その後38年間続いたいわゆる55年体制の幕開けとなる。
11月22日、第23回臨時国会召集(12月16日開会)

12月1日、モンゴメリー・バス・ボイコット事件(1955年、ローザ・パークス)
12月1日、日本電信電話公社が料金前納式の公衆電話機を発売。
12月13日、日本の国際連合への加盟にソ連が拒否権を行使 12月20日、第24国会召集(1956年6月3日閉会)